愛媛自然農塾 EHIME SHIZEN-NO
松山の里山の畑
ホーム / 自然農とは

自然農とは

耕さず、肥料・農薬を用いず、草々・虫たちを敵にしない。

自然農とは、「耕さず、肥料・農薬を用いず、草々・虫たちを敵にしない」
自然の営みに沿った農のことです。

耕されていない自然農の畑
其の一

耕さない

「耕さなければ土が固くなる。耕さなければ土が痩せてゆく。」という思い込みから始まった「耕す」という行為は、一度始めてしまうと一時的な作業性の良さに惹かれ、そこから抜け出せなくなってしまうようです。

耕さなければ、そこに生えた草やそこで生きた小動物たちが、その場所に亡骸を横たえ、次に生きるものの養分となってゆきます。地中深く伸びた草の根は、おおむね半年刻みで朽ち、土の中にたくさんの空洞を作り、空気を送り込み、自然と土を柔らかくしてゆきます。

自然の山々に目を向けると、そこでは一切耕さずとも、毎年膨大な量の有機物が生産されています。何年も耕されていない野原を歩いてみると、足元がとてもふかふかと柔らかいことに気づかされます。

「耕さなくてもよい」ではなく「耕さない方がよい」のです。

田畑に居る生き物たちは、別々に切り離された個別に生きる命ではなく、「一つの命」として見ることができます。「耕す」という行為は、その「一つの生命」を切り刻み、生き物たちの歴史を寸断することになってしまうのです。

自然農で育つそら豆の花
其の二

肥料・農薬を用いない

「増える営み」である自然界は、他所から何かを持ち込まなくとも、ヒトも含めたその場所に生きる生き物たちだけで、完全な自給自足をすることができます。それどころか、時間が経過するとともに豊かになってゆきます。

しかしそれには、「ヒトが、生命の循環に余計な手出しをしない」という条件があります。農薬を使って特定の草や小動物、微生物を排除してしまうと、一時的に活動が停滞し、様々な問題を引き起こします。田畑において不必要な生き物はいないからです。

肥料を用いることも、生き物たちのバランスを崩すことになります。肥料を与えた作物は異様に肥大したバランスの崩れたものとなり、それを食べた人間の体も偏った不健康なものとなってゆきます。

「持ち出さず、持ち込まない」。
その原則が、結果として豊かな土壌と健康な作物を育みます。

草とともに育つ野菜
其の三

草々・虫たちを敵にしない

「草が生えるとお米や野菜が育たない。害虫は放っておくと作物を食い荒らす。」——確かに、適切な対処を間違えると、せっかく世話をしていた作物が駄目になってしまうこともあります。

草々は、作物が幼少期に日照を遮ってしまうようであれば、刈ってその場に敷きます。虫の食害にあったときは、その原因を作物の生育環境の中に見つけ出し改善します。養分過多や湿気など、環境が著しくそぐわない場合に虫害は多く発生するからです。

田畑に住む生命たちに無駄なものはいません。すべてが絶妙に、美しく繋がり合って生きています。その神妙な網の目の中にヒトが参加するには、生命たちをよく見つめなければなりません。草や虫を敵として見ると、その本質が理解できなくなるのです。

さらに私たちは、田畑で過ごす時間を「食べ物の生産」とするだけでなく「幸せな癒しの時」とするためにも、草や虫を敵とするべきではありません。敵に囲まれ、うなりながら作業しても、「生命としての幸せな今」は取り逃がしてしまいます。

実際にその田畑に立ち、作業をすることで
「生命の懐かしさ」を思い出し、
「生きる喜び」に触れることができます。

そんな「今」を与えてくれる農が、自然農です。

定例会のようす

まずは、畑で会いましょう。

言葉よりも、土に触れることが何よりの理解です。見学だけでも大歓迎です。

参加申込み・お問い合わせ